Bailalina
Guitarra flamenca/ El(la) guitarrista flamenca
Cante / Cantaor(a)
Flauta japonesa
Cantante folklore Japones
Guitarra japonesa (Tsugaru Shamisen)
Percusión y Tambor japones
Dirección artística y coreografía
Dirección de escena y Dramaturgia
Composición musical
Vestuario
Fotos y Video
Equipo de producción
Dirección de producción
THE TOHOGU x FLAMENCO
この作品は、私の故郷東北へのオマージュである。 地元の方言で「とうほぐ」と呼ぶその地は、自然に恵まれているが寒さが厳しく、雪深く、そして精霊が住んでいると言われる美しい所。 2011年の大震災で世界の人々を驚かせた、厳しく壮大な自然と戦いすべてを失ってもその大地にへばりつき、荒れた大きな海と共に生きようとする執念、「東北魂」を胸に生き抜いてきた東北人への敬愛の意を込めて、そして世界は元より、日本でもあまり知られていない「とうほぐ」を、自分を魅了して止まないフラメンコと、生まれた時から慣れ親しんできた地元の民謡や、津軽三味線で表現する、独自の新たな試みである。 グローバルな近代社会で薄れつつある、オリジン。 異国スペインに住み、故郷の素晴らしさを再認識し、それをこの作品を通して世界に伝えていきたい。 地球人として「東北魂」を忘れずに、胸に刻んで生きていきたい。 それが今世、私が「とうほぐ」に生まれた意味だと信じて・・・
SINOPSIS
日本の東北地方は、都会とは違う独特の言葉の訛りがある。「とうほく」は、東北途方の訛りでは、「とうほぐ」と発音される。つまりこの作品「とうほぐ」は、中田自身のライフワークであるフラメンコと東北民謡、舞踏など、中田がみてきた文化背景を全てを作品に織り交ぜ、フラメンコを愛しながらも舞踊表現として自身のアイデンティティを追求した中田佳 代子の生き様を見せる作品と言っても過言ではない。中田は10年以上の歳月をかけてこれら一つ一つを深く研究し、フラメンコの魂と日本の魂を絡ませ、文化交流を促進する芸術表現の新しい形を作り出すことに成功した。アートは世界共通言語であり、そして多文化が正当であることを明らかにした非常に革新的な作品である。
Programa
1. Réquiem - Farruca -
あの日、私は岩手の自宅で被災した。街から電気が消え、星空がこんなに綺麗だったのかという印象を今でもはっきり覚えている。
海の恩恵を受けながらも、とうほぐに何度も訪れる自然災害に私たちはなす術はない。しかし何度でも再生し、そして元々そこにあった理想郷を取り戻してきた。
リアス式海岸である故郷岩手の沿岸部。リアスとは、元々スペイン語で入り組んだ湾の意味を持ち、同じリアス式海岸を持つスペインのガリシア地方で生まれた「ファルーカ」というフラメンコの曲を、2011年に東北で起きた地震と大津波による犠牲になった方々へのレクイエムとして岩手の民謡の方々と創作した。
私たちは決して忘れない、あの日のことを。
(冒頭の動画は、昭和8年三陸大津波があった岩手県久慈市の侍浜で撮影)
2. Utopía - Guitarra y Cante solo -
フラメンコギターの美しい旋律による、仏教徒にとって想像上の国であるユートピアを目指す旅。そこにはどこの出身であろうと、どんな肌の色であろうとも全く関係のない、差別や苦しみは存在しない極楽浄土である。
3. Duro camino -Martinete y Siguiriya -
他国の伝統文化を探求する場合、アーティストが歩まなければならない厳しい道について考察し研究した一曲。
南部牛追い歌は、牛との山越えで果てしない道を歩く道中で、その厳しさを紛らわす為に歌われた労働歌でした。マルティネーテも迫害に苦しむジプシーの移民達の労働歌で、鍛冶屋で鉄を打ち発生されるリズムに沿って歌われました。
世界には沢山の厳しい労働環境が未だ存在します。そしてその背景には、常に人々の心を癒す歌がありました。
どんなに厳しい現状でも、アートは人々の心を救い平和をもたらすのです。
4. Alma - 津軽じょんがら節 -
寒い雪の景色の中、盲人が家々を回り門付けをして生きるために身につけた芸が津軽三味線の始まりである。その魂のこもった強烈な乾い弦の響きは心を揺さぶり、故郷の雪景色を思い起こさせる。彼らにとって生活するための術が、津軽三味線による演奏だったのです。
5. El espíritu de dos tierras -りんご追分ブレリア -
移民はどんなに孤独でも新境地でたった一人で戦い、覚悟を持ってその地で生き抜く。それは家族や祖国を思う気持ち、自分のオリジンを信じ抜く強い精神の上に成り立つ。でも本当は時には故郷(母)が恋しい、故郷に帰りたい。その感情は移民の誰しもが持つジレンマである。
コロナ禍で日本に帰れなかった時、母の死に目に会えなかった辛さを歌ったこの歌を思い出したのです。
津軽娘は泣いたとさ
辛い別れを泣いたとさ
りんごの花びらが
風に散ったよな
6. Homenaje a Ihatove - Soleá de Tohogu -
イーハトーブとは、岩手県生まれの世界的詩人・宮沢賢治の造語で、賢治が理想とする想像の理想郷の世界のことである。明治以降の日本の芸術はその多くが西欧に範をおくことによって始められた。
そんな私もスペインのフラメンコに心を撃ち抜かれ、スペインにまで何度も足を運び、フラメンコやスペイン舞踊の研究に没頭した。
しかしスペインに住み何十年も経ってから、根源的な舞踊を目指し自分自身に出会うことでより独創的な本当の自分になれるのではないかと考えるようになった。
厳しい冬、深い雪、伝統的な祭り、東北民謡など、刻まれているDNAや故郷の記憶などの背景から私は成り立っているのだ。
どんなに逆立ちしても、私は「とうほぐ人」なのだ。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
7. Fiesta de TOHOGU - Tango de mi tierra どだればち
とうほぐの祭りは、神への祈り、豊作の感謝、天候への願いなど、さまざまな思いが込められている。
このラスト曲、どこの婆様だ?という意味を持つ津軽訛りのどだればち(津軽じょんがら節)を、岩手の夏祭りであるさんさおどりで締めくくり、お囃子や大自然の静と動を表現。フィナーレにふさわしく出演者全員で熱く盛り上がり演奏します。
とうほぐの祭りで、会場の皆さんも一緒に盛り上がりましょう!

